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トレーナーとフェアプレー
- 妻木ブログ
こんにちは 妻木です。
トレーナー憲章に、こんな一文があります。
「トレーナーには、公平さ、フェアプレーの精神が要求される」
公平さは、平等とは違います。
日本では、平等であることが重要視されがちです。
かつて私は、そのように選手に対応してきました。
しかし、平等と公平は、違う と選手から教えられました、
※TMSブログ トレーナーという仕事より
https://www.tokyo-medical.ac.jp/blog/20200416_18277/
さて、フェアプレーの精神については、どう考えればいいでしょうか。
トレーナーにも必要なのでしょうか。
ある強豪校の先生が、
「スポーツは、とにかく勝負だ。
どんな手を使ってでも勝たなければならない。」
ある選手は、
「格闘技では、スポーツマンシップなど敗者の言い訳だ。」
どうでしょうか。
このような言動は、スポーツの意味を勘違いしています。
なぜなら、スポーツとは、
「決められたルールの範囲で勝ち負けを競うゲーム形式の運動」
だからです。(広瀬一郎著 スポーツマンシップ立国論)
ルールの中で勝負をしていないと、スポーツではない!
とはいえ、選手も監督も勝ちたい、、、、、
フォアボールで全打席敬遠させる監督
反則ぎりぎりのファウルに対抗、アフターファウル
日大アメフト部の反則騒動、、、、
ロシアの国家ドーピング、、、、
勝利がすべて と考えるのは、やはり✖ですね。
だから、オリンピックでは、
「フェアプレーの精神に則り、
競技規則を尊重し、これを守り~」 と
選手・審判・コーチが宣誓するのです。
(ウィキペディア オリンピック宣誓より)
トレーナーは、選手に一番近い存在です。
トレーナーの仕事は、コンディショニング
体も心も、よりよい状態になるように指導するのが
コンディショニングの極意!
さて、コーチ、選手が 「この試合、あいつをつぶしてでも勝つ」 と
叫んでいる時あなたはうなずきますか?
あなたの知性と覚悟が問われます。
川渕さんの尊敬するデッドマール・クラマーさんは、
こう話しています。
「大事な試合に勝つことやゴールすることだけが、
大切に思われがちです。
しかし、そこにフェアプレーの精神やサッカーを通じた友情は、
必要不可欠です。
私たちの目指すべきは、11人の仲間で、
フェアプレーを追究し、勝利することなのです」
※TMSブログ 人間力より
https://www.tokyo-medical.ac.jp/blog/20220425_27769/
「トレーナーは、スポーツの意味を正しく理解し、
公平さ、フェアプレーの精神を指導することが要求される」
とするのは、どうでしょうか(笑)
さるすべりの夏が終わります。
それでは、また
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