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グラディエーター

  • 妻木ブログ

こんにちは 妻木です。
グラディエーター(剣闘士)をご存知でしょうか?
古代ローマ時代、円形競技場で、命を懸けて戦った者たちです。

(写真は、日本経済新聞 2022年8月15日号より)

戦争の捕虜、罪人が多かったようですが、
プロの剣闘士もいたようです。
一年に数回の試合のために、剣闘士養成所で
一年中トレーニングをしていたそうです。

養成所には、闘技を指導する元剣闘士の訓練士(ドクトレ)、
テクニックを教える教練士(マギステル)などのコーチングスタッフに加えて
医師とマッサージ師(ウーンクトル)などの
メディカルスタッフがいたそうです。
(ウィキペディア 剣闘士より)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%A3%E9%97%98%E5%A3%AB

このマッサージ師が、トレーナーの原型ではないでしょうか(笑)
ケガの治療は、医師が行い、そのあと回復のために
オイルマッサージや徒手療法をしたと想像します。
試合後は、ケガの手当てとオイルマッサージをしたのでしょう。
日本の戦国時代では、金瘡医と接骨医をイメージします。

ヨーロッパでは、そのシステムが、1980年代まで続きます。
ドイツのプロサッカーチームには、必ず医師とマッサージ師が
勤務していました。
マッサージ師の仕事は、疲労回復のオイルマッサージ、
ケガの治療(物理療法、徒手療法)再発予防のテーピング、
そして簡単なリハビリでした。

そして、1990年代には、理学療法士にウェイトが移っていきます。
スポーツPTがいわゆるトレーナーの業務を担当するのです。
国際組織は、International federation of sports physiotherapy
(IFSPT)と呼ばれています。
https://ifspt.org/ja/

一方U.S.A.では、公認アスレティックトレーナー(ATC)が
アメリカンフットボールやバスケットボールなどのスポーツチームで活躍していました(NATA)
国際組織は、World federation of Athletic training & therapy (WFATT) となっています。
https://www.wfatt.org/

日本では、当時 多種多様の自称トレーナーが混在して、
スポーツ現場で活動をしていました。

治療とアスリハ、予防と環境、体力測定などいろんな議論をへて、
結局、1994年日本体育協会公認指導者資格として、
アスレティックトレーナー(JASA-AT)が誕生したのです。
https://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid879.html

いわゆるトレーナーとは、アスリートが最高のコンディションで
最高のパフォーマンスを発揮できるように、サポートする仕事です。
そのための資格であり、技術です。
必要な資格はひとつとは限りませんね。

ところで、グラディエーターⅡでは、医師(元剣闘士)が、
重要な役を演じています。
おもしろいですよ、、、、、
それでは、また

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