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パラスポーツ選手 有安先生の特別講義!
- 理学療法士科
今回、2020東京パラリンピック、2022北京冬季パラリンピックに出場をした
パラスポーツ選手である有安先生の特別講義が1・2年生対象に開講されました。
有安先生は弱視の障害を持ちながら、東京パラリンピックではパラローイングの選手として、
北京冬季パラリンピックではクロスカントリースキーに出場した選手です。
また有安先生は理学療法士でもあり、理学療法士の免許を大学で取得して、
筑波大学の研究機関に就職、ロボットスーツの研究に携わっていました。
現在は、リハビリが神経に作用する医学的メカニズムを突き詰めていきたい気持ちがあり、
体の構造や神経の反応について深く知りたいと思い大学院の医科学研究科へ進学した理学療法士です。
講義の中では、ご自身の視覚障害に関して症状の説明、症状の進行過程などを
理学療法士科1年生、2年生にも理解しやすい表現で説明がありました。
弱視の見え方については、実際に先生が見えているであろう風景を写真で加工し分かりやすく説明してくれました。
障害者の周囲にいる人たちが障害者のことをどう捉えているのか?という内容の講義では、
有安先生が学生時代から病気を発症し、実際にご自身が体験した出来事を詳細に語っていただきました。
また、病気やケガなどで障害を患った人が経験する心理的変化なども、
ご自身の経験をもとに障害受容の段階を講義いただきました。
そして、最後の質疑応答では、特にパラリンピックでの体験談、選手村での出来事や
北京市内の新型コロナウイルス感染対策の現状など、有安先生でしか味わえない
様々なご経験を学生たちに講義していただきました。
学生たちが興味津々の様子で、有安先生のお話に夢中になっている姿がとても印象的でした。
質疑応答の時にも、どんな質問にも何でも答えてくださり、笑いもありとても楽しい時間だったと思います。
有安先生、ありがとうございました!
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