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人間力!?
- 妻木ブログ
こんにちは 妻木です。
3月30日の新聞にこんな記事がありました。
若手選手に人間力!
メダル獲得だけでは、ダメ
JOCでは 「憧れられるアスリート」 の育成を目指すそうです。
アスリートの人間力と聞くと、
「心・技・体」 「スポーツマンシップ」 「フェアプレー」
などを思い浮かべます。
教えられたわけではありませんが、
漠然として断片的なイメージです。
具体的にどうすることかは、あまりわかっていませんでした。
2015年に90歳で亡くなったデッドマール・クラマーさんは、
日本サッカーの父と言われています。
(https://www.joc.or.jp/column/olympiccolumn/memorial/20080612.html
日本オリンピック委員会ホームページ)
64年東京5輪の8強進出に貢献し、
68年メキシコ5輪で育てた選手が銅メダルを獲得しました。
クラマーさんは、こんな言葉を残しています。
「大事な試合に勝つことやゴールすることだけが、
大切に思われがちです。
しかし、そこにフェアプレーの精神やサッカーを通じた友情は、
必要不可欠です。
私たちの目指すべきは、11人の仲間で、
フェアプレーを追究し、勝利することなのです」
サッカー代表選手の友情とフェアプレー
きわめてわかりやすいですね。
トレーナーは、監督、コーチ、マネージャーより、
選手と接する時間が長い存在です。
お互い知らないうちに、こわいほど影響しあっています。
だから、トレーナーにも、人間力、マインド いわば行動指針が必要です。
つい先日のAT専攻1年生の授業で、
「選手から喜ばれるトレーナーを目指すより、
監督から信頼されるトレーナーを目指してください」
と話して終了してしまいました。
トレーナー憲章の紹介ができませんでした。
言動や価値観を育てて、信頼されるトレーナーになるために
コメントするつもりでした。
ちょっと心残りでした(笑)
そこで、このブログで紹介したいと思います。
おそらく、NATA-ATC (BOC-ATC)のCharter(憲章)を
翻訳したのではないかと思います。
私は、30年以上に知り、時々振り返っています。
全9条を掲げておきます(順不同)
1.トレーナーは、自ら一番健康でなければならない。
2.トレーナーは、広い意味での知的好奇心が必要である。
3.トレーナーには、決断力やリーダーシップを持つことが必要である。
4.トレーナーには、他人との協調性、自制力が必要になる。
5.トレーナーには、公平さ、フェアプレーの精神が要求される。
6.トレーナーは、簡素で清潔な服装をしなければならない。
7.トレーナーには、選手をトータルな人間としてみる高い人間性が要求される
8.トレーナーは、よい人生観を持つべきである
9.トレーナーは、技術だけでなく、ユーモアを解することや、
同情、思いやりも必要な事である
次回から、私のコメントを紹介したいと思います。
それでは、また