BLOG
ブログ
どんなトレーナーになりたい? 1
- アスレティックトレーナー
こんにちは 妻木です
東京オリンピックが1年延期となりました
将来トレーナーになりたいと考えている学生の多くは、
自分がトレーナーのサポートを受けたことが、きっかけのようです
ところが、各自 トレーナーのイメージは、ちがいます
たとえば、徒手療法、鍼、ストレングス、テーピングetc.
なぜでしょうか?
それは、選手にとっては
「自分が接したトレーナーのアプローチがすべて」
だからです
では、トレーナーは、どんなスポーツ現場で
どんな資格で仕事をしているのでしょうか?
そんな報告が日本スポーツ協会のホームページに載っています
「トレーナーの実態調査」 1294名へのアンケート結果(2018)です
まず、アスレティックトレーナーの資格は、3つあげています
・JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
・ATC(U.S.A.の公認アスレティックトレーナー)
・JATAC-ATC(柔道整復師が中心となっている組織)
報告では、多い順に
JSPO-AT 1054名 81.5%
ATC 108名 8.3%
JATAC-ATC 17名 1.3%
とダントツで JSPO-AT です
日本スポーツ協会の調査なので、身びいきの感はありますが、
まあ妥当なところだと思います
おもしろいのは、医療関連の資格で、上位から順に
・鍼灸師 430名 33.2%
・理学療法士301名 23.3%
・あマ指圧師 241名 18.6%、
・柔道整復師 237名18.3%
と続きます
やはりJSPO-ATプラス医療関連の資格を
持つトレーナーが多いようです
じつは、スポーツ現場によって
期待されるトレーナーの仕事が異なります
高等学校や大学では、
運動後のアフターケア、ストレッチ、アイシング、
セルフケアの指導や安全管理
が期待される仕事です
指導的要素が多く、ATの資格だけで、活動できます
しかし、プロや代表チームでは、
勝敗がすべてです
それゆえトップチームで求められるのは、
「試合に万全の態勢で臨めるか?」
そこでは、セルフケアは当たり前
最新の治療や鍼マッサージなどのフルケアが必要なのです
ちなみに、トレーナーの活動場所は多い順に、
1位 高等学校 255名 28.5%
2位 大学 154名 17.2%
3位 社会人 142名 15.8%
4位 プロ 135名 15.1%
5位 ナショナルチーム 82名 9.2%
6位 クラブチーム 43名 4.8%
となります
金メダルをめざすアスリートに
ベストコンディションを提供するには、
医療関連資格が欠かせないでしょう
トレーナーの多い競技は、このような順になります
1位 サッカー 159名 17.9%
2位 ラグビー 87名 9.8%
3位 バスケットボール 83名 9.3%
以下 野球、陸上競技、アメフト、バレーボールと続きます
さて、あなたは、どんな種目のどんなレベルで
活動したいのでしょうか?
日本スポーツ協会のホームページに、この実態調査の報告が載っています
https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/ikusei/doc/AT/Report/Japan_trainer_report.pdf
※ただし、フルタイムのトレーナーだけのアンケートではないので
注意が必要です
それでは、また
目次
記事監修