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大向うの流儀

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あけましておめでとうございます

平成最後の年が始まりましたね

 

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今日の夕刊に 「大向こうの流儀」 と題して

堀越一寿さんの話が載っていました

大向うとは、歌舞伎などで安価な後ろの席にいる客のことです

いわゆる通で、タイミングよく声をかけ、役者を応援する客です

 

堀越さんは、故・十八代目中村勘三郎さんからの

忘れえぬ言葉を紹介していました

「あなたたち大向うが気持ちのいい間と、

俺たちが気持ちのいい間が同じとは限らないよ」

 

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役者を応援するより、自分が主役のような気分に

なってはいないか、と鋭く見透かされたような心持だったと。

 

相手のために力を尽くすことと、自分が頑張ることは一つではない

大向うとは、 「役者が最も輝く瞬間を見極めお手伝いするもの」 であり

時に「声を掛けない」ことこそ最良の大向うとなるのだ

 

さてさて、トレーナーも同じような心持で、

「選手が最も輝くために、医科学的にサポートするもの」 ですが、

時に、「なにもしないで見守る」ことこそ

最善のこともあるのです

 

実は、「なにもしない、してあげない」ことは、

心理的に大変なことです

選手のために、忙しく動き回るトレーナーが

いいトレーナーとは、限りません

選手が伸びるために、

ただ見守ることができれば一人前でしょうね

それでは、また

 

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