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エビデンスとは?
- 妻木ブログ
こんにちは 妻木です。
つい最近、東洋医学会の学術総会が開かれました。
テーマが、「東洋医学のエビデンス」です。
エビデンス、、、、、
これは、 根拠、証拠 の意味ですね。
これ勘違いしやすいのですが、「科学的根拠」ではありません。
漢方をはじめとして、徒手療法、鍼灸など伝統医学では、
エビデンスが少ないと思われがちです。
確かに科学的エビデンスは、少ないでしょう。
しかしエビデンス(根拠)は、あると思います。
千葉大学呼吸器内科の巽浩一郎名誉教授は、言います。
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→EBM(Evidence-Based Medicine)の適訳は、
「客観的根拠に基づく医療」ではなく、
「根拠に基づく医療」である。
臨床医学のほとんどの領域に客観的根拠はない。
ガイドラインは、「統計学により成功率の高い方法を選択するための指針である」
ことに留意しなければならない。
医療人は、常に「根拠に基づいた医療」を提供している。
その「根拠」とは、医療に携わる先生方の「医療経験・知識と知恵」のことと考える。
https://www.kampo-s.jp/web_magazine/back_number/382/pdf/cardiology2.pdf
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さあ、みなさん 切磋琢磨して腕を上げましょう。
なお、厚生労働省のホームページでも、同じような説明しています。
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→「根拠(エビデンス)に基づく医療」
EBMは、単に研究結果やデータだけを頼りにするものではなく、
「最善の根拠」と「医療者の経験」、そして「患者の価値観」を統合して、
患者さんにとってより良い医療を目指そうとするものです。
https://www.ejim.mhlw.go.jp/public/hint2/c03.html
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胸に刻みましょうか。
では、また