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トレーナーとユーモア・同情・思いやり
- 妻木ブログ
こんにちは 妻木です。
8回にわたってトレーナー憲章を紹介してきました。
今回9回目が、最後の条文になります。
「トレーナーは技術だけでなく、ユーモアを解することや
同情、思いやりも必要なことである」
そうですね。
まあ、異論は、あまりないと思います。
ユーモア:トレーナーに必要なセンスであり、
感性ですね。
笑いには、医力(いりょく)がある と言ったのは、
村上和雄先生です。
軽い糖尿病の患者に、食後に講義を聴かせると血糖値があがり、
漫才を聞かせると血糖値の上昇を抑えることが
わかったそうです。
つまり、笑うと、onになる遺伝子とoffになる遺伝子が
あるそうです。
笑うとケガの治りも早くなると想像できます。
ただし、お笑いとユーモアを解することは、少し違うと
思います、、、
私は、笑うと免疫細胞が活性化するような、
温かさのある笑い(ユーモア)が好きですね。
同情、思いやり:人が困っている時に自然と
湧きあがる感。
人情ですが、私は、異議があります。
トレーナーに同情、思いやりは、必要ないのかと
問われたら、困ってしまいます。
しかしあえていえば、
同情すると、特定の選手と密着してしまいがちです。
心的距離が近くなりすぎます。
トレーナーに本当に必要なことは、
同情ではなく、共感する力
だと思います。
同情と共感は、似ていますが、少し違います。
同情とは、相手と同じ気持ちになる ということです。
共感とは、相手の感情を理解する ということです。
参考:https://site316.com/archives/1339
やはり、選手とトレーナーの間には、適度な心的距離を
保つべきです。
トレーナーの知識と経験だけでは、なかなか難しく、
心理学、カウンセリングの訓練などが有効です。
さて、トレーナー憲章の話は、今回で終わりとします。
全9項目をあげておきましょう。
1、トレーナーは、自ら一番健康でなければならない
2、トレーナーは、広い意味での知的好奇心が必要である
3、トレーナーには、決断力やリーダーシップを持つことが必要である
4、トレーナーには、他人との協調性、自制力が必要になる
5、トレーナーには、公平さ、フェアプレーの精神が
要求される
6、トレーナーは、簡素で清潔な服装をしなければならない
7、トレーナーには、選手をトータルな人間としてみる
高い人間性が要求される
8、トレーナーは、よい人生観を持つべきである
9、トレーナーは、技術だけでなく、ユーモアを解する
ことや、同情、思いやりも必要なことである
現場で迷ったときの参考にていただけたらと思います。
「日本チャチャチャ‼」
今回のワールドカップ楽しませてもらっています。
それでは、また