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トレーナーと好奇心

  • 妻木ブログ

こんにちは 妻木です。

トレーナーの行動原理であるトレーナー憲章には、次の一文があります。

「トレーナーは、広い意味での知的好奇心が必要である」

そうですね。

好奇心は、必要というより誰にでもあります。

しかし、トレーナーには知的好奇心が必要なのですね。

好奇心は、なんというかいろんなことに興味を持つ、

いわばその時その時でキョロキョロするTV的なものです。

クイズに素早く正解できる知識のようなものですね。

これは、若き日の私の好奇心です(笑)

 

なにかお分かりですか?

海への好奇心から、スピアフィッシングで使う水中銃です。

そして、トレーナーになってからは、

金属がない先住民は、どうやって捕る?

とこんな道具を試しました。

 

 

上が、オラン アスリ(マレーシア)の吹き矢セットで、

下がアボリジニ(オーストラリア)の手製のやりです。

吹き矢は、3mくらい先の的は命中します

まあ、ブーメランもありますが(笑)

 

ところが知的好奇心は、違います。

「あれ、なぜだろう?」

「おかしい チョー気になる」 といった強い感覚の興味です。

知的で深くて重層的で、行動したくなるものだと思います。

 

私の知的好奇心は、大学で心理学(思考と言語、大脳生理学)を

学んだことからです(好奇心)

本屋でたまたま雑誌 「月間 言語」に載っていた、

角田先生の論文に衝撃を受けたのです。

“日本語の特徴 大脳レベルに見出される西洋語と日本語の母音認識の差”

※月間言語 1973年6月号

「エー 脳のレベルで日本人と西洋人で違う!

本当? なぜ、どうしてわかった?」

 

 

耳鼻科の医師である角田忠信先生は、

独自の脳機能検査法ツノダテストを開発して、

脳機能に関する新しい知見を発表したのです。

当時、日本人と外国人(欧米)に、基本的な脳機能は、

違いがないとされていました。

遺伝情報によって決定されると考えられていたのです。

角田先生は、西洋人と日本人で聴覚における脳の優位性に

違いがあると主張したのです。

もう驚き、気になって東京医科歯科大学の研究室に会いに行きました。

それ以来、先生の研究を手伝うことになりました。

そして、いろんな面白いことを発見したのです。

ここでは、詳しく話せませんが、日本人と西洋人の脳機能の差は、

人種(遺伝)ではなく、最初に習得する母国語(10歳くらいまで)に

あることがわかったのです。

さらに、脳幹部に音の波形を弁別するスイッチ(脳センサー)があり、

音だけでなく、外部環境を把握していたのです。

地球の自転、公転など太陽系の運行や地磁気の変化などを

感知していたのです。

年輪系といって、誕生日の午前中に変化する周波数が

あることもわかりました。

わくわくするようなことばかりでした。

それ以来、鍼灸治療をするときも、脳機能のことが常に頭にあります。

病気の原因にも治療の感覚も、当然Oリングテストに関しても、

意識下で脳センサーが関わっているのです(おそらく)

私の知的好奇心は、仕事につながっています。

そして、おもしろく豊かな人生を送る助けになっています。

 

あれ、なぜ おかしい と感じたら、深く考えましょう。

そして、行動するのです。

そこから、よき出会いも生まれ、自分の仕事も変わります。

トレーナーを一生の仕事として考えるなら、

知的好奇心は、必要不可欠だと思います。

 

「トレーナーは、広い意味での知的好奇心が必要である」

トレーナー憲章より

 

と同時に、好奇心も抑えることなく、育てていきましょう!

それでは、また

 

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