年の終わりに

こんにちは　妻木です。

先日、「見えないものを科学する」というテーマの

研究会がありました　（ORTと伝統医学研究会）。

様々な発表の中で、鮎澤聡先生（筑波技術大学）は、

面白い動画を紹介されました。

それは、32個のメトロノームを動かす動画です。

ソースは、埼玉大学工学部池口研究室のアップロードです。

https://www.youtube.com/watch?v=JWToUATLGzs

指でメトロノームを動かします。

当然、32個のリズムはバラバラです。

ところが、時間と共にリズムが合ってきます。

おもしろいですね！

これは同期現象という物理学の現象です。

「気」、「念力」で説明することではありません（笑）

それでも不思議です。

その秘密は、メトロノームが載っているベース（土台）にあります。

もう一度動画をご覧ください。

やわらかなベース（土台）は、固定されていません。

ベースは、4本のヒモで吊るされています。

よく見ると、ベースは細かく振動しています。

https://youtube.com/watch?v=JWToUATLGzs&feature=share

メトロノームの振動が他のメトロノームに伝わる。

お互いに影響を及ぼすような仕掛けになっているのです。

これは、振動（位相）の秩序化現象と呼ばれ、

いま生命科学で注目されています。

細胞分裂、遺伝子発現、心筋の鼓動や体内時計など

生命現象の本質に深く関わっています。

生命は、物質とリズム（振動、波動）です。

多くの小さなリズムが、お互いに影響しあい、

ひとつの力強い大きなリズムになっています。

チームや組織も同じかもしれません。

今年も、一年間ありがとうございました。

コロナと共によいお年をお迎えください（笑）

それでは、また。。