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経験を伝える
- アスレティックトレーナー
- 鍼灸師科
こんにちは 妻木です
鍼灸特別臨床実習を受けた卒業生たちに、
先日、振り返りの勉強会をしました
4月から、就職するわけですから
上達するコツのようなものをお話しました
まあ、自分の来た道を振り返り、
経験を伝えた ということです
3つのポイント
①素直になる: 師事した先生や
治療院の先輩にゆだねて、すべてまねする
私は、あるスポーツマッサージ療院に入ったのですが、
先輩のいうことを素直に聞けませんでした
最初は、先輩からずいぶん、、、、、
茶道や歌舞伎 いわゆる芸道や武道と同じですね
鍼灸師は、テクニシャンではなく、
アーティストだと感じています
②正常を知る: 正常な関節と痛みのある関節(患部)を
比較するのではなく、正常だけを覚える
正規分布の真ん中と端を比較するのではなく、
真ん中の範囲を覚えこむのです
はじめから、いい、わるい、を比べてしまうと、
かえって、正常を見失うものです
③型を覚える: 師匠や治療院には、独自の型があります
頭で考えずに、すべて体で動くように覚えこむのです
空手や柔道と同じで、覚悟がいります
苦しいですが、楽しみでもあります
3年も辛抱すると、たいていの治療ができます
お能、や茶道などの芸事には、
「守破離」ということが言われますが、
「守」ですね
治療ができるようになると、
おもしろくてどんどん治療しますが、
こんどは、治療に反応しない患者さんが来てくれます
カベ、スランプです
これは、遅かれ早かれ必ずきます
そこで、探して、勉強して、研究して
型を破るのです
その時 武器になるのは、
今までやっていない治療法です
私にとって、Oリングテストでしたが
これを 型破り といいます(笑)
型のできていない初心者がOリングテストを
やると、型なし と言われます
さらに、多くの経験を重ねて(出会いや失敗)
自分なりの治療法へと変わっていくのです
「離」 ですね
鍼灸師は、職業にあらず、一つの生き方です
それでは、また
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