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桜色の魂
- アスレティックトレーナー
新年おめでとうございます
年末年始は、いかがでしたか?
緊急事態のこんな時は、紙の本がいいですね
私は、「桜色の魂」 という本を読みました
1964年の東京オリンピックのお話です
50年前、女子体操のベラ・チャスラフスカ(チェコスロバキア)
は、絶好調でした
平均台と跳馬で金
ところが、次の段違い平行棒で、まさかの落下
誰もが、次の演技から始めると
彼女を見つめました
彼女は、失敗したワザから始めたのです
そして、見事に成功
大きな拍手
個人総合優勝です
感動したファンの大塚さんは、
すぐに車で、東京から福島の実家に向かいました
家宝の日本刀にチャスラフスカに渡すためでした
彼女は、この日本刀を、手持ちで母国に持ち帰りました
ファンからのプレゼントはトラック一杯分あったのですが、
日本刀は、とても大切なものと感じたのでしょう
帰国後、金メダリストに試練が待ち受けていました
次のメキシコオリンピック(1968)の2か月前、
ワルシャワ条約機構軍がチェコの首都プラハに侵攻したからです
必死の思いでメキシコでも金メダルをとった彼女は
政権から迫害を受けました
なぜなら、チェコ民主化運動の 2千語宣言に署名したからです
なんども署名撤回を強要されました
しかし、拒否し続けたのです
一切の職を与えられず、スポーツ界から追放されました
2年や3年ではないのです
ほぼ20年、、、、1989年ビロード革命がおこるまで
偽名を使って掃除婦をしながら、
生活の糧を得ていました
折れそうなとき、日本刀を見て
日本人ならどうするか? と
なんども考えたそうです
「桜色の魂
なぜ、チャスラフスカは、50年も日本人を愛したのか?」
長田渚左著 集英社
ベラ・チャスラフスカ オリンピックの名花(2016年没)
https://www.nikkansports.com/olympic/rio2016/column/hyakkei/news/1703097.html
先の見えないコロナの時代 です
本物の日本人ならどう行動するか を
心に刻んで過ごしたいと思っています
彼女のメールアドレスは、sakura1964@~ でした、、、、
それでは、また
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