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微調整
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こんにちは 妻木です
治療についてのよく聞かれる質問ですが、
「一般の患者さんとアスリートでは、鍼の治療で、
どこが違うのでしょうか?」
私の答は、
「やり方に違いは、ありません。
ただ、スポーツ特有のケガや故障があるので、
スポーツ医学の知識と整形外科的な対処法を知っておくのがよい」
程度のことをお話していました。
実際には、やり方は全く同じなのですが、
スポーツ選手は、 “身体の変化” に敏感です
なので、“より 繊細に、正確に、効果を確認して”
鍼治療を行っています
外国人のレフェリーが私の治療を受けた時
「Fine Tuning !」 (微調整) と言っていました
“微調整” といえば、4月4日号の新潮に
日産のスポーツカーGT-Rの記事がありました
横浜の工場の一画のクリーンルームで、
GT-Rのエンジンが組み立てられているのですが、
その作業は、「匠」 と呼ばれる職人によって、
全て 「手組み」で行われている。
なぜなら、
「エンジンを構成する数百の部品それぞれには、
同じ部品でも一つ一つに微小なばらつきがあります。
なので、マニュアル通りに組み合わせても、
微妙な隙間が生まれてしまう。
そこを我々の感覚で “微調整” していきます」
「エンジン内に僅かなすき間があると、
市街地を走っているときは問題なくても、
レース場などでアクセルを踏み込んだ時の
レスポンスが驚くほど違うんです」 匠の一人のコメント
なので、手作業での微調整は必要なのです
そして、約3000人の横浜工場の従業員のなかで
僅か5名の匠!
匠に選ばれるためには、
スポーツ選手が持つような独特の 「感性」 が求められるという
そして、完成したGT-Rのエンジンには、
担当した者の名前が書かれたプレートが付けられる!
職人の話でした
それでは、また
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