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山伏修行に行ってきました

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南アフリカワールドカップの最中から、ともにレフェリーをサポートしていた。FIFAインストラクターのホセさんは、
1度日本で修験道、山伏修行をしたいと言っておりました。
彼の弟子(太極拳)である私は、出羽三山の錬成修行道場のコース(2泊3日)にホセさんと一緒に行ってきました。

ホセさんは、もちろん具体的にどこで申し込みをするかわからないので、私が段取りはやったのですが、
恥ずかしながら、私は、まったく山伏や修験道につい知識がありませんでした。
外国の方に修験道や山伏について教えてもらったわけです。

調べてみると出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)で修行をやっていることがわかり、山形の知人に無理にお願いして、
三山神社が主催している、2泊3日の錬成修行道場に参加することにしたわけです。

それは、凡人にとってかなりきびしいもののようでした。三山神社のページに修行の案内が載っています。http://www.dewasanzan.jp/info.html

いでたちは、白いはちまきと白装束を常時身につけなければならないといわれました。
スペイン人であるホセも同じ装束です。

これは、修行開始の写真。

白装束は、いつどこで死んでもいいような覚悟で修行に臨め、という意味だそうです。
死と再生が修行のテーマのようです。
つまり、厳しい修行(死ぬほどの)をしたのち新たに生まれ変わることが眼目のようです。

しかし、耐えられるか?ホセは、38歳、私は、もうすぐ58歳です。
親子ほどの20歳の年齢差は、いかんともしがたいのですが、、、、、、
 
たった、2泊3日ですが、起床が3時半で、4時から開始です。その間に、山を駆け上り、駆け下り、羽黒山、月山、湯殿山へお参りをするのです。
ホラ貝の音色が深山にこだまして、なんともいえず、心地がよく千年前にタイムスリップしたようです。
ただ、異常気象の夏は、白装束が、汗でぐっしょりです。

クライマックスは、禊(みそぎ)の滝行でした。
たまに写真などで見たことがあったのですが、まさか自分がやるとは!!


写真の真ん中の大滝で3回ほど、滝に打たれました。衝撃は結構ありますが、生まれ変わった気がします。

滝行ほど、見た目と実際がちがうことは、ないでしょう。私も、やる前は、少しビビっていました。思い切って、滝に打たれると、すがすがしい! 
確かに、ケガレや雑念が流されていくようでした。そして、思ったほど寒くない。これは、新鮮な驚きでした。

今回の道場は、49名が参加したのですが、女性も17名混ざっていました。男性にそん色なくみなさん修行に励んでいました。

2泊3日の修行が終わってから、ホセさんは、「来年もやる!」と力強く話していました。

もし、ホセさんとの出会いがなければ、私は、一生、山伏修行をやることはなかったでしょう。滝行のよさも知らなかったでしょう。

ありがとうございました。

最後に修行の感想は、、、

「やってやれないことは、ない。」

  
合掌

妻木充法

東京メディカルスポーツ専門学校、妻木充法先生のさらに詳しいプロフィールはこちら