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中村久子さんを知っていますか?
- 妻木ブログ
こんにちは 妻木です。
いま私は、大ピンチです。
1か月以上前から、立っているのが痛い!
100歩しか歩けない!
病院では、「脊柱管狭窄症」との診断!
歩くと、足がしびれ、臀部が痛んでくるのです。
教科書にある典型的な 間欠性跛行 です。
なにをしても目立った効果がない。
落ち込んできました。
でも、思い出したのです。
私は、明治生まれのある人の生涯を知っているのです!
その方が、中村久子さん!
http://www.nakamura-hisako.co.jp/index.html
久子さんは、2歳のとき、突発性脱疽になりました。
そして、両手両足を切断したのです。
そこから、とんでもない努力が始まりました。
お母さんがすごかったのです。
10歳のころ、「着物をほどきなさい」 と 久子さんに渡しました。
「どうやるのですか」 と聞くと
「自分で考えてほどくのです」
「言いつけたことができなければご飯は食べさせません。
人間は人の役に立つために生まれてきたのです。
できないことはありません。」
お母さんは、将来を考えて、鬼になったのです。
そして、常人では不可能と思われる、口で針に糸を通し、
口で字を書き、口ではさみを使って、
人形まで作れるようなったのです。
自活するため名古屋の見世物小屋で、
口で字を書いたり、はさみで切ったりしたようです。
来日したヘレンケラーさんと対面し、日本人形を差し上げたとき、
ケラーさんは、手足のないことに気がついて
「私より不幸な、そして偉大な人!」 といった話は有名です。
中村さんの遺品が展示されているお寺があります。
岐阜県高山市鉄砲町にある高山別院照蓮寺です。
http://www.nakamura-hisako.co.jp/nakamura_exhibitionarea.html
広い境内の立派なお寺でした。
書籍もでています。
花びらの一片 三島多聞 著
心の手足 中村久子 著
中村久子さんの一生 黒瀬曻次郎 著
さあ、駅まで歩けるように、がんばるぞ。
それでは、また