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柔道整復師 vs 理学療法士:違いと適性、将来の仕事選びについて3つのポイント!
- 柔道整復師科
- 理学療法士科
ケガをしたときにお世話になった先生みたいになりたい!
そんな思いを抱えている方は多いのでないでしょうか?
ただ、整形外科クリニックでお世話になったあの先生は、柔道整復師?
理学療法士?
自分が将来目指す仕事として、「柔道整復師」がいいのか、「理学療法士」がいいのか
悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回は、よくある質問「柔道整復師」と「理学療法士」の違いについて解説します。
ぜひ資格取得の参考にしてみてください。
◆柔道整復師と理学療法士の違い
柔道整復師と理学療法士の大きな違いは”仕事”にあります。
柔道整復師は、
主に接骨院又は整骨院を仕事場として、自らの判断で骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷(肉ばなれ)等のケガを判断し施術(治療)する専門家です。
一方で理学療法士は、
主に病院のリハビリテーション室を仕事場として、医師からの指示により運動療法や物理療法(電気治療等)を活用して、日常生活が送れるよう支援する、リハビリテーションの専門家です。
つまり、ケガが起こった時に、
自分で判断して施術(治療)をしたいという方は柔道整復師。
病院で、手術後やあらゆる疾患による障害をサポートしたい方は理学療法士
をオススメします。
◆仕事場の違い
1.柔道整復師の仕事場
柔道整復師の代表的な働き場所は、接骨院・整骨院です。一般の方からスポーツ選手まで幅広く患者さんを受け入れており、柔道整復師がケガを判断し、施術を行います。
スポーツとの関わりでは、接骨院・整骨院に勤めながら、提携しているスポーツチームへトレーナーとして帯同し、ケガの応急処置や予防を行います。
介護福祉分野では、機能訓練指導員として、デイサービスなどの介護福祉施設(デイサービス等)で活躍しています。
前述する他に、柔道整復師は医師や歯科医師以外に独立開業が許される貴重な国家資格です。『将来的に自分の接骨院を持って母校の部活をサポートしたい!』、『地元で自分の接骨院を持ちたい!』という方には柔道整復師がオススメです。
2.理学療法士の仕事場
理学療法士は、病院のリハビリテーション部門などで活躍しています。手術後や様々な疾患に悩む患者さんの支援を行います。地域の整形外科では、理学療法士に限らず、柔道整復師も一緒に働いています。スポーツの関わりでは、チームドクターとして勤める医師と共に、病院に勤めながら、チーム帯同することが多いです。
◆柔道整復師の特徴とは?
柔道整復師には、3つの強みがあります。
1.自らの判断による施術(治療)
日常生活やスポーツ現場で発生したケガ(骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷)を自らの判断で施術(治療)します。但し、整復(折れた骨や外れた関節を元に戻す)することは応急処置として許されていますが、その後の施術は医師の同意なしに行う事はできません。なので、接骨院または整骨院で整復した後、病院や整形外科で診断を受けたうえで施術にあたる事が重要です。
また、自ら判断して施術(治療)が出来る強みを利用して、スポーツ現場でトレーナーとして活躍する柔道整復師も多いです。近年だと、接骨院グループがスポーツチームをサポートする例も多くみられます。
2.開業権
柔道整復師の専門学校に通う学生からは、いつか地元で接骨院または整骨院を開きたい!高校の近くで接骨院または整骨院を開業して、母校の部活をサポートしたい!という声が多いです。この夢は、鍼灸師や理学療法士と比較しても、柔道整復師が唯一持つ特徴なので、将来自分の接骨院または整骨院を持ちたいと考えているのであれば柔道整復師がオススメです。
3.保険診療
柔道整復師は、保険診療が適用されています。接骨院または整骨院で保険証を渡した覚えはありませんか?保険証を利用する事で、患者さんは、格安(3割負担)で利用できるんです。患者さんにとって、3割負担で受けられるのは大きく、例えば1000円であれば300円で受けられる事になります。
◆柔道整復師を取得するためには?
柔道整復師になるためには、3年制の専門学校または4年制の大学に進学する必要があります。資格を取得には学校へ通い受験資格を取得して、国家試験に合格する必要があります。柔道整復師国家試験は年に1回受験する事ができます。専門学校と大学は、在籍年数が大きな違いとなっており、最短で取得したい方は専門学校がオススメです。
◆国家資格 柔道整復師の今後の需要について
超高齢社会は、65歳以上の高齢者割合が人口の21%を超えた社会と定義されていますが、2010年の23%を皮切りに、2025年が30%、2065年は38.4%と上昇傾向にあります。つまり、高齢者が人口割合にして多くなるので、高齢者を支える柔道整復師の仕事は、重要と考えられています。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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