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知ってる?熱中症の種類!
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前回のブログで熱中症にならないために、暑さに負けない身体になるという「暑熱順化」について書きました。
今回のブログでは熱中症の分類について書いていきたいと思います。
みなさん、熱中症は症状によって4つの分類に分けることが出来ることを知っていますか?
熱中症は軽症の熱失神と熱けいれん、中等度の熱疲労、重症の熱射病の4つの種類に分けることが出来ます。
この中で今回は熱中症の中でも軽症の、熱失神と熱けいれんについて説明します。
・熱失神
熱失神は、炎天下にじっと立っていたり、運動を中止した後などに起こります。
症状として、めまいや立ちくらみなどがみられます。
これは、一時的に脳への血流が減少してしまうために起こります。
学生時代に体育のときや運動会の練習などで、このような症状になってしまった人もいるのではないでしょうか?
この対処法としては、脳への血流量を増やしたいので、足を高くして寝かせ、下肢の血液を心臓に戻すことが重要になります。
・熱けいれん
熱けいれんは、運動などで大量に汗をかいたにもかかわらず、スポーツドリンクを取らず水のみで水分補給をしてしまったときに起こります。
症状としては、四肢や腹部などの筋けいれんと筋肉痛が起こります。
これは、汗と一緒に身体の塩分も対外に放出されているのにもかかわらず、水分のみしか補給しなかったため、体内の塩分の濃度が薄くなってしまうために起こってしまいます。
対処法としては、生理食塩水(0.9%食塩水)やOS-1などを補給すれば症状は改善します。
上記の2つの熱中症は、比較的なってしまいやすい熱中症だと思います。
そのため対処法を知り、このような症状が出たら適切な処置を出来るようにしましょう。
ただ対処法を知ることも大事ですが、熱中症を未然に防ぐことがもっと大事だと思います。
そのため夏の暑い時期に運動や活動をするときは、水だけでなくスポーツドリンクをとり、こまめに休憩をするようにしましょう!
次回は熱中症の中でも症状が重い、熱疲労と熱射病について説明していきたいと思います。