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義
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28年前、ドイツで困り果てていた。
ヴェルダーブレーメンでトライアルとして、
マッサーアシスタントで働き、
なんとチームは優勝した。
来季は、契約と思い込んでいたのだが、
GMは、日本の資格(鍼灸師)では、できない といわれ、
アシスタントとして働いた分も支払うつもりはない とのこと。
片道切符で行ったので、お先真っ暗。
知り合いになっていた浅沼さん夫妻の友人が、
義を感じるドイツ人だった。
彼 Holstさんは、私の話に憤慨して、
「ドイツ人は、お金に汚いと思われている。
が、そうでないドイツ人もいる」
GMと交渉してくれた。
なんども議論を戦わせ
数日後、
報酬と日本への航空券、そして働いた証明書を出してくれた。
無償の行為だった。
ある夜、彼の家の庭でワインを一緒に飲んだ。
ギターをつま弾きながら言ったことば
「Money is not everything」
彼は、大企業のオファーを何度も断りつづけ、
地元の小さな企業に勤めていた。
あの時のあの経験が
トレーナーとして成長させてくれた。
あの中国でも、格言に
「国は、利を以て利と成さず、義を以て利と成す」 とある (大学)
それでは、また。