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サッカーの傷害予防プログラムのインストラクターをやってきました
- 理学療法士科
みなさんこんにちは
理学療法士科昼間部4年担任の中島です。
スポーツにケガは付き物です。
スポーツに関わる医療スタッフは、スポーツ傷害に関することをひとつとっても、
勉強すること・身につけるべきことは山ほどあります。
そんな山ほどある分野の中で、最近特に注目され「これが一番重要なんじゃないか?」とひそかに言われている分野があります。
それは“予防医学”です。
つまり、「ケガをしないようにするにはどんな準備が必要か」を考えるひとつの分野なのです。
怪我する前に未然に防いでしまえば、痛い思いもしないし、治療に関わる費用もかからないし、
スポーツ選手がプレイできない時間もなくなるわけなんです。
そんな訳で、スポーツ医学の世界では、数年前から予防に関する活動が広がっています。
サッカーの世界でも同様です。
先年末のFIFAクラブワールドカップを生観戦した人、こんな風景を見ませんでしたか?
当校が誇る鍼灸科学科長の鳥海先生のブログから拝借しました(笑)
http://blog.goo.ne.jp/tmsblog-torikago/e/0c8e4bf04b81c6e7ba2293fbe1054d3a
画面を見ていただくと ”THE 11+” と書いてあるのがわかると思います。
“イレブン・プラス”と読みます。
“イレブン・プラス”とはサッカーの傷害を予防する為に、国際サッカー連盟(FIFA)が中心となって
研究・考案したウォーミング・アッププログラムなのです。
と、言うわけで、去る2012年12月17日、公益財団法人日本サッカー協会(JFA)さん主催の講習会に
インストラクターとして参加させていただきました!!
右から2番目がわたくし中島です。
中央が“イレブン・プラス”作成の中心人物、スイス人理学療法士のマリオさんです。
今までも当校のブログでも何度も登場している方で、FIFAのレフリーサポートプロジェクトの中心人物でもあります。
↓南アフリカワールドカップにて
“イレブン・プラス”は、8分程度のランニング、10分程度の体幹・下肢・バランスの訓練、
最後に2分程度のダッシュや切り返しからなるトレーニングなのです。
これを週に2回以上やったチームはトレーニング時のケガが37%、試合時のケガが29%
低下するという調査結果もでています。
今回は「インストラクター養成コース」でした。日本中の第一線でご活躍なさっているサッカー関係者が参加され、
みなさん真剣に取り組んでおられました。
公益財団法人日本サッカー協会(JFA)の公式WEBサイトで11+日本語版が配信されています。
http://www.jfa.or.jp/jfa/medical/11plus.html
興味がある人は是非見てください。
当校でも、この“イレブン・プラス”を日本で広めるために、活動していきます!