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捻挫の治療
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妻木です。
ある試合の翌日、暗い顔をしたアシスタントレフェリーが私とマリオの部屋にきました。
昨夜の試合中、足関節を捻挫したのです。試合後にドクターが鎮痛剤の注射をしたそうでした。
受傷翌日(2日目)
マリオと二人で診察:外踝周囲の腫脹が目立ち、皮下出血も出始めていした。可動域制限もあります。
試合前半に受傷したそうです。 選手と違ってレフェリーは、基本的に交代はできません!
後半もやったので、腫れがひどくなったのでしょう。当然、跛行です。
マリオと「1週間以上は、復帰までにかかるね。ステージ2だ」と話したのです。
特に痛みの強い部分にマーキングして、私が、全体治療(global treatment)で手と足の要穴と腹部、背部に円皮鍼を貼付。
続けて、マリオが患部に電気治療器compex(エンドルフィンモード)を15分実施。
アイスマッサージとモーラスシップとバンデージで軽く圧迫固定。
ボルタレン(50mg)の投与 で終了。
受傷後3日目(翌々日)
マリオと診察: 少し腫脹が減少するが、圧痛変わらず、跛行。
朝、昼と夜に非温熱の超音波治療とアイスマッサージ(現地のPT)
pm 患部周囲の鍼治療(マイクロカレント通電10分)
鍼治療後、歩行での疼痛が減少して驚いていました。
モーラスシップとバンデージ固定で終了。
受傷後4日目
マリオと診察
圧痛がほとんどなくなり、ペインスケールでいえば10の痛みが1になったという。
朝と夜、超音波継続と軽いマッサージ(現地のPT)
Amにプールで歩行。
pm全体の治療(腹部、腰部、手の円皮鍼)と患部周囲の鍼治療(マイクロカレント通電)10分。
治療後、にこにこしている。
最後のモーラスシップで終了。
受傷後5日目
超音波とマッサージ(現地PT)
マリオと診察
腫脹、圧痛ほぼなくなって、喜んでいる。
ジムでバイク、トレッドミルを開始。
来たときは暗かった顔が本当に、明るくなって記念写真。
実は、この人は、マーシャルアーツと空手をやっているので、もともと、かなり無愛想。
腕力も強く、Oリングテストがうまくできないのです。
予想より早く良くなって、私もうれしかったです。
それでは、アディオス
妻木 充法
鍼治療の効果に世界のレフェリーも驚いています!東京メディカルスポーツ専門学校、妻木充法先生のさらに詳しいプロフィールはこちら!