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学生トレーナー 海外での活動報告(4) ~帰国&これからに向けて~
- 柔道整復師科
いよいよ、学生トレーナー 海外シリーズ最終回
柔道整復師科夜間部2年に在籍している佐々木貴也さんのU-22男子ラクロス日本代表 トレーナー活動報告パート4です
佐々木さんは今年7月にニュージーランド・オークランドで行なわれた
第5回APLUアジア・パシフィック(ASPAC)大会にチームスタッフ(トレーナー)として帯同。
海外で男子ラクロス日本代表 史上初の全勝優勝という熱い戦いを終えた今、彼は日本で何を思うのか
07/09
この日は帰国日。
入国時同様、荷物の確認やチェックアウトの手続きなどをスタッフで行い、日本に着いたら解散となった。
~今回のトレーナー体験を振り返って~
今回の体験はとても貴重なものとなった。
大会で海外に出たのは今回が2回目。
前回の大会は韓国。
日本語を話せるホテルマンや大会側が用意したチーム帯同スタッフがいた。
食も日本人好みの味付けのものが多く、何ら不自由がなかった。
今回の遠征では日本語が通用するわけもなく、すべてが英語。
食文化も日本とは大きく異なるため、そういった環境面では非常に厳しいものとなった。
しかし、そんな環境下で今回彼らがなぜ優秀な成績を収めることが出来たのか。
一番大きな要素を占めるのは
「ストレスを感じない状況を作り出し、管理しすぎないこと」にあると思った。
日頃から食事を含め、コンディショニングを管理されすぎていると、
海外に出たときに同じ環境を作り出せないことでストレスを感じて、高いパフォーマンスを発揮出来ないことがある。
今回の遠征では、スタッフ陣で話し合った結果、選手には最低限の指示しか与えずに
あえて選手自身が考えて自由に行動や調整を出来るような環境を作った。
すると、選手たちは個々で様々な方法によって調整をしていた。
調整の仕方は千差万別で、一様のコンディショニングシートや調整のやり方では
あまり効果的ではないのかもしれないと感じられた。
今後のトレーナー活動において、コンディショニングのやり方を改めて考えさせられた。
もう1つ要素をあげるならば、スタッフを含めたチームの雰囲気作りである。
今回のチームは非常に雰囲気が良かった。
選手からヘッドコーチに意見も自由に言えたし、スタッフ側も選手のフランクな雰囲気に馴染むことが出来た。
やはり、これからのスポーツで強いチームを作りたいのであれば、
両側通行のコミュニケーション(選手を中心とした他スタッフとのコミュニケーション)が必要不可欠であると感じた。
今回の遠征で得たことを今後の仕事に生かしていくと共に、日々レベルアップ出来るよう行動していこうと思う。
佐々木 貴也
プロフィール
【出身校】東海大学
現在、東京メディカル・スポーツ専門学校 柔道整復師科夜間部2年に在籍
【勤務先】ごとう整骨院
トレーニング塾
【経 歴】・’06~’09 東海大学男子ラクロス部TR
・’09 U22男子ラクロス日本代表TR
・’10~ 獨協大学男子ラクロス部TR
市立浦和高校野球部TR
・’11~ U22男子ラクロス日本代表TR
千葉大学男子ラクロス部TR