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モビリゼーション
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妻木です。
日本以外の理学療法士、たとえば、マリオやヨーロッパのフィジオ(理学療法士)は、
手技による治療をよく行います。日本のPTは、プライドがあるのか、あまりやらないようです。
ところが、マリオや現地のフィジオは、手技療法のなかでは、「モビリゼーション」を極めて嫌っているのを知りました。
発端は、現地のマッサーの一人が(キネシオロジストという民間の資格をもっている)、日本でも問題となっている
無資格での乱暴な治療と同様の頸部や腰部のモビリゼーションを行ったのです。
頸部や腰部を他動的に捻って、ポキポキと音をさせる、あれです。
マリオは、彼にモビリゼーションをやらないように言いました。
ちなみに、フィジオが行うのは、「マニュピレーション」で、モビリゼーションとは違うと、マリオは言います。
下の写真は、マリオの背部を伸長させるマニュピレーションのテクニックです。
うーん、同じ? それでは、実演してみましょう。
何らかの原因で歪みがある場合、可動域の範囲内でゆっくりとわずかな力で、元に戻すのがマニュピレーションです。
こんなふうに、、、です。
すると、整復(?)され、まっすぐになります。
マニュピレーション です。
モビリゼーションは、強い力で、逆方向まで瞬時に動かして、反動で元に戻すようなテクニックですが、
これを行うと、土台を痛める可能性があるので、ここでは、やりません、、、、、。
いかがでしょうか?
それでは、また、アディオス
妻木 充法
時には議論を重ねながら、世界から集まるスタッフと治療にあたっています!東京メディカルスポーツ専門学校、妻木充法先生のさらに詳しいプロフィールはこちら!