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学生トレーナー 海外での活動報告(1) ~旅立ち編~

  • 柔道整復師科

TMS在学中の学生トレーナーの活躍をお伝えします

今回取り上げるのは柔道整復師科夜間部2年に在籍している佐々木貴也さんです。

現在、佐々木さんはU-22男子ラクロス日本代表 トレーナーとして活躍中。

今年7月にニュージーランド・オークランドで行なわれた
第5回APLUアジア・パシフィック(ASPAC)大会にチームスタッフ(トレーナー)として帯同してきました。

上記大会における佐々木さんのトレーナー活動を4回に分けて皆さんにご報告していきたいと思います!

07/01

日本代表選手と共に成田空港に集合。
出国の際には多くの荷物(ラクロス関係の備品)を運ぶ。これはチームスタッフの仕事である。

 

今回の大会開催地はニュージーランド。

飛行機で13時間かかるため「エコノミー症候群」の心配があったので
対策として機内での過ごし方をまとめた資料を選手たちに配布した。

エコノミー症候群とは…
飛行機の中では長時間座ったままでいるため、下半身の血液の流れが悪くなる。
水分不足によって更に血液の流れが悪くなると、血のかたまり(血栓)ができやすくなり、血管壁に付着することがある。
飛行機が目的地に着陸して席を立つとき、血栓が血管壁からはがれ、血流に乗って肺や心臓、脳にとび、
血管を詰まらせることがあり、ときに今まで元気でいた人が急死することもある。
航空機内エコノミークラスの旅客から多く報告されたため、エコノミークラス症候群という名前で知られるようになった。

エコノミークラス症候群の対策
1 運動・・・1時間に1回は体を動かす。
<運動例>
・肩甲骨の運動 (肩回し 左右1回×2セット)
・頚部の運動 (前後左右ストレッチ 各方向10秒×1セット)
・臀部の運動 (膝を抱えてストレッチ 左右10秒×2セット)
・足部の運動 (足首の曲げ伸ばし 左右10回×1セット)
・足部の運動 (ふくらはぎのストレッチ 左右各10秒×2セット)
2 水分補給
飛行機内は乾燥しているので、水を5時間で1リットル以上の割合で飲む。
アルコール、カフェインは利尿作用があるため避ける。
ゆったりとした衣類を身につける(Skinsなども有効とされる)

今回の大会開催地ニュージーランドとは大幅な時差のズレはない。

サーカディアンリズムを大きく崩す心配はないため、対策は特に行なわなかったが
エコノミー症候群対策として睡眠時の注意補足を行なった。

サーカディアンリズムとは…
生活リズムのこと。「概日リズム」ともいう。
成人では1回の睡眠持続時間はほぼ8時間であり、
1日1回ほぼ一定の時刻に起こることで形成されている。

睡眠と注意補足
・連続して寝るのは5時間までとする。
・睡眠後は多めに運動と水分補給する。
・トイレに行く際に、なるべく長く歩くようにする。

飛行機の中で1日目終了。

                      …つづく。

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