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調身・調息・調心
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妻木です。
私はお酒が大好きです。ストレスが溜まりそうな時など、お酒を飲むと心が落ち着いたりします。
でもたいていの場合、次の日にはリバウンドが起こり、身体の調子が悪くなってしまいます(笑)
お酒を飲んでいる時、その時はいいのですが・・・。
「調身・調息・調心」という考え方があります。今回は心を上手に調えるまでの、順番を教えます。
まずは「調身」
適度な食事、適度な運動、適度な休暇で身体を調えることができます。
これは健康について良く言われることであり、みなさんも常識として
認識している人も多いでしょう。
続いて「調息」です。
実はこの「息(呼吸)を調える」ことが、結構重要なので覚えておいて下さい。
気功などでも良く言われます。
息は目に見えませんが、心を安定させるうえでの大切なポイントなんですね。
呼吸法としては色々なやり方がありますが、最もベーシックなのは、
ゆっくりと鼻から息を吸って口から吐くやり方です。
これを毎日2分とか、3分とかで構いません。ゆっくりとやって下さい。
エアロビクスなどの健康法は以前から有名ですが、呼吸についての意識は、
最近はヨガなどでも取り入れられていますね。心から身体が調うのではなく、
ほとんどの場合はまず「身体」、次に「呼吸」で最後に「心」です。
実はこのやり方、禅や気功などで実践されている手法です。
禅などは古くから伝わるものですが、いい加減にやっているのではなく、
きちんと経験に基づいているのです。昔の人は凄いですね。
そして何と、私が参加しているFIFAの活動においても、この呼吸法は使われています。
レフェリーは選手に比べ年齢も高く、際どいジャッジも数多くあり、
ストレスが溜まりやすい職業です。
レフェリーアシスタントチームの中には「エナジーパフォーマンス」を
担当するスタッフがいて、太極拳などを用いて心を落ち着かせる訓練もしているのです。
運動の習慣は大切です。でもそれだけでは足りません。
心のビタミンである「良い空気」を吸って下さい。
健康な精神は健康な肉体に宿るのです。
妻木 充法