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漁夫の生涯竹一竿
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先日のことですが、中島先生とお話しているときに、「同級生に会うと自分以外、みんな偉くなっている」という話になりました。
そういえば、私も30年前にトレーナーとしての仕事を始めたのですが、いまもほぼ同じようなことを続けています。その時選手だった人たちは、すでに、社長や監督や解説者、大学の先生など、別の職業に変わっています。
しあわせなことに?はり1つでここまでやってきました。(技術的には、少しずつステップアップしていると思いますが)
禅に、「漁夫の生涯竹一竿」というのがあります。
私の好きな言葉のひとつです。この額は、新潟のお寺にあったものです。
漁夫は、竹竿一本あやつって生活している。よぶんなものは一切いらない。最小限度の生活のなかで、ひとつのことだけを続けていることにこそ、真の人生がある。というような意味では、ないかと勝手に思っています。
ちなみに読み方は、「ぎょふのしょうがいたけいっかん」で、前半は、山僧活計茶三畝(さんぞうがかっけいちゃさんぽ)で、やまの坊主は、わずか三畝の茶畑で生活している、といったことでしょうか。
そういえば、日本代表のジーコさんもプロの心得を次のようにいっていました。
飾らない、媚びない、余分なことをしない、質素で節制した生活!
まさにジーコが言っているような生活を中島先生とナイジェリアでしています。
もう少しで帰国でーす。
妻木 充法
こちらはスペインのマドリード大学バイオメカニクス研究室の職員の方です。
レフェリーのバイオメカニクス研究のためのチームの一人です。