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だからこそ

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先日、グループ校でもある京都医健専門学校で講演を行いました。そのとき、参加者から「30年前にどうやってトレーナーになったのですか?」という質問を受けました。今日は私がトレーナーになったきっかけ、鍼灸師になったきっかけについてのお話です。

当時、私は大学で心理学を学んでいたのですが、急に目が悪くなってしまいました。本当に突然でした。そのため、将来の進路を変更せざるを得なかったのです。そして目が不自由でも働くことができる仕事ということで、鍼灸師の仕事を目指すことになったのです。

それが全ての始まりでした。

「だからこそ」

私は目が悪くなったからこそ、鍼灸という道にたどり着き、結果としてトレーナーになれたわけです。「目が悪くなったにもかかわらず」ではありません。「目が悪くなったからこそ」です。もし目が悪くなっていなかったら、私は100%違う職業に就いていたでしょう。これは断言できます。

また、目が良いままトレーナーになっていたとして、今よりもっとレベルの高いトレーナーになっていたかというと、そんなことも決してないと思います。

だから目が悪くなったことは、私にとってとてもありがたいことだったのです。

逆境に陥った時、急に困った時、それは案外チャンスだったりするものです。

不測の事態が起こり、思い通りにいかなくなった状況でいかに「だからこそ」と思えるかどうかです。

その時は分からないかもしれません。しかし、逆境を恐れず勇敢に立ち向かって下さい。きっと道は開けるはずです。

妻木 充法


こちらの写真は2002年日韓ワールドカップ決勝戦前に撮影した写真です。真ん中のコリーナさん(イタリア人)は日本でも有名なレフェリーですね。

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