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トレーナーには、他人との協調性、自制力が必要になる
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トレーナー憲章4
トレーナーには、他人との協調性、自制力が必要になる
協調性・自制力というと、「相手に合わせる」というニュアンスがありますが、私の言いたいことは少し違います。
トレーナーを目指す皆さんには受身ではなく、“アクティブな協調性”を持ってもらいたいと思います。
チームの中で働けば、当然調和が必要になってきます。
チームには私たちトレーナーの他にも、監督やコーチ・選手、その他サポートをしてくれる様々なスタッフがいます。
そういった人たちと調和をはかっていかなくてはなりません。
ではどうすればうまく調和できるのか。
ただ仲良くすれば良いのでしょうか。
選手とトレーナーは立場が違います。
立場が違う以上、ある程度の距離感・間合いが取れなくてはいけません。
選手とはくっつきすぎてもいけないし、離れすぎてもいけない。
常に適切な距離感を保つことが大切なのです。
そしてこれは受身ではできません。
どんな時も相手を意識し、集中しなくてはなりません。
実にアクティブです。
チームの中で個々がうまく調和ができると1+1が2ではなく、3にも4にも…
上手くいけばそれ以上の成果が出てきます。
次に「自制力」という言葉。
自分を制すると書きますが、これはただ我慢することではありません。
もっと突き詰めて言うと、我慢とやせ我慢は違います。
やせ我慢は基本的に受身です。
じっとこらえなくてはなりません。
これでは身体に悪いでしょう。
これに対し、我慢はアクティブです。
自分の気持ちでこらえるのです。
なんで今これが必要なのか。
今自分がやっていることが、将来にどうつながっていくのか。
気持ち的にアクティブです。
納得しています。
だからあまり負担は感じません。
私がみなさんに身につけて欲しいのはアクティブな協調性・自制力です。
それをぜひ意識してください。
今のうちからトレーニングをしていきましょう。
妻木充法
【トレーナー憲章】
一、トレーナーは自ら一番健康でなければならない。
二、トレーナーは、広い意味での知的好奇心が必要である。
三、トレーナーには、決断力やリーダーシップを持つことが必要である。
四、トレーナーには、他人との協調性、自制力が必要になる。
五、トレーナーには公平さ、フェアプレーの精神が要求される。
六、トレーナーは、簡素で清潔な服装をしなければならない。
七、トレーナーには、選手をトータルな人間としてみる高い人間性が要求される。
八、トレーナーは、よい人生観を持つべきである。
九、トレーナーは技術だけでなく、ユーモアを解することや、同情、思いやりも必要なことである。