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トレーナーは、広い意味で知的好奇心が必要である
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トレーナー憲章2
トレーナーは、広い意味での知的好奇心が必要である
自分の好きなスポーツだけでなく、例えばクラシックバレエや能などを見たことがありますか?
実は芸術や芸能の中にも、トレーナーに生かせる部分がたくさんあります。
さて、それはどんな点でしょうか。
身のこなし方もさることながら、引き込まれるのはその内面的な要素。
彼らを見ていると、心と身体が見事に融合していることがわかります。
そういったメンタルの部分でも見習う点がたくさんあるのです。
クラシックバレエも能も、スポーツではありません。
クラシックバレエは西洋の、能は日本で古くから親しまれている伝統芸能です。
そこから学べることがたくさんあるのです。
「すぐに役立つ学問は、ずっと役に立つ学問ではない―――」
今回私が伝えたかったことです。
皆さんは現在、自分の目標に向かって日々努力をしていることと思います。
もちろん努力を続けることは大切なことです。
ただ、今ある学問はすぐに古いものになります。
それを忘れないでください。
古典を読んだことはありますか?
1000年前、記録を残すことは簡単ではありませんでした。
紙は今とは比べ物にならないほど高価なもので、紙に何かを書き残すということは、
例えば1万円札に文章を書くようなものでした。
それほどまでにして、昔の人が残したかったこと。
それが古典には残されているのです。
果たして今皆さんが勉強している学問が、1000年後に残されているでしょうか―――。
温故知新
~古きを温めて新しきを知る~
ヒントはここにあると思います。
自分の好奇心を磨いていきましょう。
妻木充法
【トレーナー憲章】
一、トレーナーは自ら一番健康でなければならない。
二、トレーナーは、広い意味での知的好奇心が必要である。
三、トレーナーには、決断力やリーダーシップを持つことが必要である。
四、トレーナーには、他人との協調性、自制力が必要になる。
五、トレーナーには公平さ、フェアプレーの精神が要求される。
六、トレーナーは、簡素で清潔な服装をしなければならない。
七、トレーナーには、選手をトータルな人間としてみる高い人間性が要求される。
八、トレーナーは、よい人生観を持つべきである。
九、トレーナーは技術だけでなく、ユーモアを解することや、同情、思いやりも必要なことである。